投資方針を決める

世界最大の人口大国であるとはいえ、共産党一党独裁政治の中国への投資は常に高いリスクが伴います。投資で成功するかどうかは判断力次第ですが、修羅場が訪れるたびに感情的になっていたのでは冷静な判断はできないと思います。

この項目では、これまで数えきれない程の私の悲惨な失敗経験から決めた投資方針を紹介したいと思います。よろしければ参考にしてください。

A. 投資金額を決める

政治的な衝突等により共産党により投資資産が凍結されるリスクが絶対にないとはいえず、中国が怖い国であることは否定できません。まず普通預金や不動産など全てを含めた全体のポートフォリオから中国株へ投資する割合を決め、投資金額を決定します。中国株に限ったことではありませんが、くれぐれも余裕資金での投資をお勧めします。

 

B. 投資する銘柄数を決める

1つの銘柄に集中投資するのではなく、複数銘柄への分散投資をお勧めします。

さらに言えば、自動車関連、食品・医薬品関連、不動産関連、通信関連等々投資対象業種も分散させます。

とはいえあまりに多くの銘柄を保有すると、関連ニュースや決算資料のチェックなどの管理が疎かになりますので、私の場合基本的に日本株は上限50銘柄まで、中国株は15銘柄までの保有としています。

 

C. 1銘柄に投資できる上限金額を決める

いかに財務体質万全で業績が安定した優良企業といえどもリスクが内包されていたり、決算資料に粉飾の恐れもぬぐい切れないため1銘柄に多額の金額を投入するのはリスクが高くなります。

私の場合は各ポートフォリオの内、日本株は5%、中国株は20%を1銘柄に投入する上限金額としています。

例えば中国株の専用口座に100万円入っているとすれば、1銘柄に投入できる上限金額は20万円となります。

 

D. 購入するタイミングを分散する

中国株は値動きが激しいイメージがありますが、日本株と比べても思いのほか小幅に推移することが多いと言えます。

それでも長期的には大きく動く場面もあるため、同一銘柄でも必ず複数回に分けて購入することをお勧めします。

Cの1銘柄の上限金額を決定したら、さらに1年間で投資できる上限金額を決めます。

 

E. 銘柄選定基準を明確にする

銘柄選びの中で何を重視して選ぶのかを明確にします。

私の場合、日本株では配当利回り4%以上、中国株では5%以上というように購入の際の必要最低条件を設定しています。

そして、株価が値上がりして利回りが下がった時の銘柄入れ替えに基準にしています。