中国上場企業の決算公表の期日は12月期決算の場合、翌年3月末が期日で日本よりもややのんびりとしているうえ新型コロナの影響もあり未監査で公表したり決算発表が遅れることもよくあります。
(香港取引所は上場企業が決算期日までに公表しない場合、株式の売買を停止するルールを定めている)
中国株を保有していても各企業から決算短信などのIR資料が送られてくることはないため、決算情報は各企業のホームページもしくはニ季報にて自ら確認することとなります。
日本企業の決算書と同様に表になっているので、中国語がわからなくても決算書で使われる主な用語を押さえておけばそれなりに読みこなせるのではないかと思います。
(中国企業はそもそも決算書の信憑性が怪しいので、それなりに読んでおけば充分かと・・・)
決算書で用いられる主な用語(日中対比)
まず、決算書の3点セット
利 润 表 = 損益計算書/ PL : Profit & Loss Statement
资产负债表=貸借対照表/ BS : Balance Sheet
现金流量表=キャッシュフロー 計算書/ Cash Flow Statement
利润表/ PL
资产负债表/ BS
现金流量表/ CF
高配当が魅力的な中国株ですが、権利落日など日本株とは異なる部分が多いので注意が必要です。
例えば日本企業の場合、決算月=配当の権利獲得日となっておりますが、中国の場合、決算月はほとんどの企業は12月末であるものの、配当の権利獲得日はバラバラで、さらにその年によって違います.
(権利落日の一か月程度前に公示されることが多い)
さらに中間配当はほとんどの企業が実施しておらず、実施したとしてもごくわずかな場合が多いと言えます。
中国株を購入する際はもちろんのこと、購入後も保有銘柄の配当がいつ入金されるのかわからなくては戦略が立てにくいのではないかと思います。
そこでエクセル等を使って管理表を作成することをお勧めします。
各銘柄の権利落日はニ季報Webのコーポレートアクションで確認することができます。
配当金管理表(サンプル)