中国株は日本でも多くの証券会社が扱っており、口座開設していれば購入することができます。
ここでは実際の購入手順を、注意すべきポイントを交えながら紹介していきたいと思います。
1.証券会社の口座開設
この項目は、日本株や米国株ですでに証券会社の口座をもっている方はとばしていただいて構いません。
私は日本株・J-REIT等により口座を使い分けていますので、中国株を始めた時も新たに証券口座をつくりました。
長期保有で売買をほとんど行わないため、各証券会社の手数料の違いについては明るくありませんが、ネット証券の方が安いのは間違いありません。
中国株なので店舗のある証券会社がよさそうにも思えますが、私が知る限り最近では店舗型証券会社でも実質ネット取引を勧められるので、あまりメリットはないように思います。
それから証券会社によっては、口座管理手数料として年間3,000円程度かかることがあります。
店舗型証券とネット証券のメリット・デメリット
店舗のある証券会社 | ネット証券 | |
メリット |
店舗で相談できる。 |
手数料が安い。 ネットにつながったパソコンがあればいつでも取引可能。 |
デメリット |
手数料が高い。 電話等での注文では証券会社営業時間内に限られる。 |
情報収集は基本的に自分で行う。 |
主な証券会社 |
内藤証券 東洋証券 |
口座開設に必要なドキュメント
1.口座開設申請書
2.マイナンバーカード
3.身分証明書(運転免許証等)
まず、証券会社のホームページより個人のお客様→証券総合取引口座を選択します。
口座開設申請書に入力し、本人確認書類等を添付(アップロード)します。
1-1 規約の確認
契約絞結前交付書面を確認する必要があるため、確認の上同意を示すチェック印を入れます。
1-2 基本情報の入力
口座開設-個人のお客様~総合証券取引口座を選んで、基本情報を入力していきます。
氏名、性別、生年月日、住所、電話番号、メールアドレス等を入力します。
1-3 取引の種類を選択する
現物取引の特定口座(源泉徴収あり)を選択します。
※ 信用取引は非常にリスクが高いためお勧めしません。
※ 特定口座の「源泉徴収あり」を選択しておけば、証券会社で売却損益・税金の計算を行ってくれたうえに税金を売却代金から差し引いてもらうことができるので
確定申告は不要となります。
1-4 金融機関口座の入力
証券口座に入手金する際に利用する、本人名義の銀行口座を選択・入力します。
約2週間後に、郵送にて登録IDが明記された書類が送られてきます。
(日本国籍で、日本で納税していればオンラインでの申し込みができるため3~4日程度で開設可能)
取引に必要なパスワードを設定します。
2.口座入金
銘柄を発注する前に口座に入金する必要があります。通貨は日本円で構いません。
ご自身のポートフォリオ全体の中での中国株の比率を決めて、投資する金額を入金します。
3.銘柄を選ぶ
ここでは情報収集力がものをいいますが、個人的には高配当且つ割安な優良銘柄を選ぶのがよろしいかと思います。
銘柄選びはあくまでも自己責任において決定すべきかと思いますが、銘柄選びの参考手順を作成しておりますので、よろしければご覧ください。
4.買い注文を入れる
購入前に最新株価と円換算レート、予算をつき合わせて購入数量を決めます。
発注ミスがないようあらかじめメモを取り、いよいよ買い注文を入れます。
日本株と同様に銘柄コードを入力すると、最新の株価及び日本円での概算トータル金額が表示されます。
※現地取引手数料と日本の証券会社の手数料がかかるため、日本株取引時のおよそ2倍の手数料がかかります。
注文方法は A.成り行き注文とB.指値注文 の2種になります。
A.成り行き注文
その時点での売り注文価格で、すぐに約定しますが約定金額は高くなります。
すぐに入手したいときはこの方法を選びます。
B.指値注文
買いたい値段を指定して購入します。ただ為替の関係上、期間は指定できない場合が多いです。
又、株価が買いたい値段まで下がらなければ約定しませんので、買い逃す場合もあります。
5.約定を確認する
注文約定一覧にて、約定したかどうかを確認します。
約定した場合は約定株価と約定時点での為替レートが表示され、手数料を含めたトータル金額を確認することができます。