今回紹介する会社は中国ではTCLブランドでお馴染みの家電大手、TCLエレクトロニクスです。
※上記画像はTCLエレクトロニクスのホームページより引用
TCLエレクトロニクスはTCL集団の傘下企業であり、テレビの研究開発、製造、販売を一貫して手掛ける企業となります。
最近では日本においても度々目にしますが、テレビは半分以上が中国国外向けです。
シェアは世界3位(10.7%)、親会社が韓国サムスン電子と合弁事業を通じ液晶パネルを製造するなど、グループ内で垂直統合型の生産体制を保有しています。
近年は傘下の深セン市雷鳥網絡科技を通じてインターネットテレビ事業を強化しています。
3.72 HKドル(7/27 終値) 最新の株価 ← ここをクリック 売買単位:1000株
日本円最低売買価格:52,725円(14.17 HK/円で換算)
決算月 12月
配当利回り 6.45 %
PER 2.41倍 PBR 0.88倍
株主資本比率 30.0%
前期はテレビ販売台数が16%増、さらにテレビのODM事業を売却したことで58%増益となりました。とりわけ欧米や新興市場などの海外向けテレビ販売が堅調で、インターネット事業も売上高が約2倍に拡大しています。
業績動向はテレビの市場動向に左右されることとなりますが、今後はAIとIoT関連業務も強化する計画のようです。
さらにはパナソニックとテレビの低価格機種の生産委託契約を結び、東南アジアやインドなどで販売する低価格機種の大半の生産を行う予定のようです。
配当金が安定しているうえ、中国企業にはめずらしく中間配当があるのも魅力的ですね。