今回紹介する銘柄は、総資産額と営業収益において世界最大の銀行であり、中国駐在経験者であればその存在を知らない人はいないのではないかと思われる、中国工商銀行です。
※上記画像は中国工商銀行のホームページより引用。
中国工商銀行は1984年設立、日本では馴染みが薄いかと思いますが、およそ42万人強の従業員を抱える巨大銀行です。
工商という文字通り様々な産業と結びつきがあり、融資の半分以上は企業向けであり、その他およそ35%が個人向けの住宅ローン融資となっております。
融資の他、銀行カード、富裕層向けプライベートバンキング、投資銀行業務から入る手数料が主な収入となります。
近年はタイ、トルコ、南アフリカなどの銀行への買収・出資など海外事業を拡大しています。
4.34HKドル(12/10 終値)
最新の株価 ← ここをクリック 売買単位:1,000株
日本円最低売買価格:63,162円(14.55 HK/円で換算)
決算月 12月
配当利回り 8.03 %
PER 4.12倍 PBR 0.48倍
株主資本比率 8.2%
日本のメガバンク同様、長年割安且つ高配当のまま放置されていますが、毎年預金額や貸出金は着実に増えております。そして、規模が桁違いに大きいだけではなく、経済の成長も高いため日本よりも金利が高く、巨額の収益を生み出しています。ただ、昨年のコロナ禍においては景気下支えのため融資が増加したものの、貸倒引当金が大幅に増加したため減益となりました。