中国生活事情⑦ 中国のゴルフ場

今回は中国人にとってはほんの一握りの限られた富裕層による娯楽であるものの、単身赴任中の日本人にとっては娯楽として欠かすことができないゴルフについて紹介したいと思います。 

中国と日本のゴルフ事情をざっくりと言ってしまえば、その敷居の高さと言えるのではないでしょうか。

日本と比べ人口当たりのゴルファーが圧倒的に少なく、プレー代、ゴルフ用品から練習場にかかる費用まで概ね日本の1.5倍~2倍程度となります。

 

以上のことからも、単身赴任が決まって中国でもゴルフをするつもりであれば、日本で購入したものを(あるいは使っていたものをそのまま)赴任日から荷物として持ち込むのがよろしいかと思います。

 

そして日本と中国のゴルフ場の違いを大まかにまとめると以下の通りとなります。

 

① カジュアルである

② 平らなコースが多いが、コブや池が多い

③ セルフプレーではなくキャディー付

④ 18Hスループレーでランチ休憩はない

 

まず①カジュアルである点については敷居が高いと相反しますが、日本の多くのゴルフ場がドレスコードを設けているのに比べ、中国ではほとんどなく(もちろんゴルフ場により異なるが)クロックスやサンダルでクラブハウスをうろついている人も珍しくありません。

これは個人的にはありがたい部分ですね。

 

そして②コースの特徴に関しては、そもそも日本人が利用できるコースが大都市部でも2,3か所に限られてしまうため、日本の様にそれぞれの地域ならではの特色(山岳コースや海沿いなど)を楽しむことがほぼできません。

従って毎週の様にコースを回るゴルファーにとっては、朝イチのティーショットはいつも同じ景色で・・・という残念なことが起こります。

又、日本のように傾斜やブラインドコースが少ないため、一見易しくみえますが、決して易しくはないようです。

因みに平均スコアを見る限り、私の場合日本よりも中国でプレーした時の方が悪いです。

③については日本ではどちらかというと今やセルフプレーが主流かと思いますが、中国でのプレーは圧倒的にキャディー付が主流となっております。

キャディーさんとのコミュニケーションは基本中国語となりますが、概ね満足できる対応ではないかと思います。

ただ、プレー後はキャディーさんへのチップをお忘れなく。

 

④ 18Hスループレーについては世界的にはどちらかというとスタンダードと言えるのではないでしょうか。途中休憩がない分疲れが気になるかも知れませんが「慣れてしまえばスループレーの方が楽」という意見が多かったように思います。

 

いかがだったでしょうか?

 

取引先とのコンペ、地元民が集う県人会、さらにはそれらから派生した有志が集まって・・・などなどゴルフに行く機会は日本にいる時より寧ろ多くなるのではないでしょうか。

 

日本ではほとんどゴルフ経験が無かった人が中国赴任してから始めた、という人もいるぐらいですから。

 

あとゴルフ場までの足ですが、私はやや辺鄙なところに住んでいたため自分で運転して直接ゴルフ場まで行くことが多かったのですが、たいていは早朝に日本人が多く住む地域の特定の場所(ローソンなどの日系コンビニ前など)に集合して、そこからゴルフ場のバスで大人数で向かうというのが一般的ではないかと思います。

 

次回の中国生活事情では中国のゴルフ練習場について書いていきたいと思います。

それでは、また。