中国においてはそこそこ高級なマンションでも隙間風が多く寒く感じることが多いうえ、水圧が弱く充分な量の熱湯が出ず、ゆっくりとお風呂につかることが出来ないことが多いかと思います。
そこで今回は、中国におけるスーパー銭湯事情についてまとめていきたいと思います。
騒々しい中国で、ゆったりお湯につかることなどできるのだろうか?
と考える日本人は多いかと思いますが、中国にもスーパー銭湯のようなものはちゃんとあります。
ただ一口にスーパー銭湯と言っても国土の広さや人口も日本とはケタ違いの中国、良くも悪くも多種多様であります。
とりあえず中国のスーパー銭湯を私なりに大きく分類してみますと、以下のようになります。
① 日式高級銭湯 2,500円~3,000円程度
② ミドルクラス銭湯 1,500円前後
③ ローカル銭湯 500円以下
① まず日式高級銭湯ですが、日本ではお馴染みの極楽湯が進出しています。
極楽湯というと日本では大衆的なスーパー銭湯のイメージが強いかと思いますが、中国においては日本の概ね3倍以上の価格であり、富裕層向けと言っても過言ではありません。
現時点で中国に何店舗展開しているのかは知りませんが、仮に運良く住居の近くにあったとしても、頻繁に利用するのは経済的にちょっと無理があるかと思います。
② そこで今回私がお奨めしたいのは、このミドルクラスとなります。
ミドルクラスと言ってもさらに様々なタイプが存在するわけですが、日本のスーパー銭湯に近いものは韓国資本が多いように思います。外観だけではあまり目立たないので気づきにくいのですが、意外とお住まいの地域にも何箇所か存在しているのではないかと思います。
因みに私は通勤の際、毎日のように車で横を通り過ぎていたにもかかわらず、2年近くその存在に気付かなかったという銭湯がありました。
ある日よもやと思い中に足を踏み入れ、そこがスーパー銭湯だと確信した時の嬉しさは未だに鮮明に覚えています。
③ ローカル銭湯は中国の都市中心部から20㎞以上離れた、いわゆる住宅地に数多く存在しています。
私は中国初心者向けのローカル銭湯(つまりミドルクラスに近い)に一度だけ行ったことがありますが、このクラスになると湯舟の表面に垢が浮かんでいるのが視力の弱い(両眼で0.1程度)私にもはっきりわかります。
このようなド・ローカル銭湯のレベルは、推して知るべしと言ったところでしょうか。
ローカル志向の強い私でさえ、上級者向けのド・ローカル銭湯に入る勇気はありませんでした。
いかがだったでしょうか?
そういえば、ミドルクラス以下の銭湯においてはマッサージと称していかがわしいサービスを提供していることが多いのですが、このブログの趣旨とは異なるため、詳細な説明は割愛とさせていただきます。
ただ、その営業活動や交渉は休憩室のような場所で行われているため、リラクゼーションルームといいながら、風呂上りでもあまりリラックスできないことは頭に入れておいた方がいいかも知れませんね。