中国では国際運転免許証で運転することが許可されていませんので、中国大陸で車を運転するには、改めて中国大陸独自の運転免許証を申請し取得する必要があります。
今回は、その傾向と対策について紹介していきたいと思います。
中国大陸独自の運転免許証を取得する必要があるといっても、日本での運転免許があれば実技試験の必要はなく、筆記試験(実際にはパソコン操作で受験)のみとなります。(因みに香港・マカオは国際運転免許証があれば運転可能。又、台湾は運転免許証の中国語翻訳を持っていれば入境後1年運転可能)
筆記試験は全て選択式で100問が出題され、90点以上合格で、中国語・日本語から選べますが、中国語であれば問題集も模擬試験もWeb上で無料入手でき、実際の試験でも全く同じ問題が出るので、ここで予習すれば合格率は極めて高くなります。
ですので、中国語がある程度できるのであれば、中国語で受験することを強くお薦めします。
一方、日本語での受験問題はかなりの曲者です。
(私は何とか2回目の受験で合格できましたが、中には10回以上かかったという人も…)
一言で言えば、問題が(日本語翻訳も含めて)変です。
又、模擬テストと実際の試験問題もかなり異なります。
参考までに私が記憶している変な問題を1つ挙げると
道路を横断する歩行者の特徴を以下から1つ選びなさい
① 基本的にルールに従いまっすぐ横断しています
② 行動が無計画で一貫性がなく、歩き方が無茶苦茶
③ みんなスマホに夢中で前を見ていません
④ 常時車に注意して規則正しく横断しています
正解は②
もちろん、ほとんどの問題はある程度勉強すればちゃんと正解がわかる問題ではあるんですが、合格ライン上にかかるかかからないかという所にこのような問題がいくつか紛れ込んでいるので非常にやっかいです。
パソコンのマウス操作により正解と思われる方をクリックし、最後に提出のボタンをクリックするとその場で合否判定が画面上に表示されます。
因みに中国語で試験を受けた場合は、一問ずつ回答するごとに正解か不正解かが表示される仕組みらしく、途中経過がわかるのですが、どちらにしてもこれは心臓に悪そうですね。
最後に受験までの手続きですが、中国では時期や場所によって制度や政策が変わり、必要書類や取得に必要な条件や金額が異なることもありますので、よほど中国語が堪能で現地での生活に慣れていればともかく、申請から現地での付き添いも含めて現地スタッフもしくは代行サービスを利用するのが無難かと思います。
(以下にリンク貼っておきますのでご参考までに)